問題とは何なのか?
福祉の仕事をしていると、
「この人の課題は〇〇です」「〇〇ができるようになることが目標です」
みたいな話がよく出てきます。
でも私は、実はこれがあまり得意ではありません。
課題を見つけて、それを遂行していく。
もちろん必要なことだとは思います。
でも、その前にいつも思うことがあります。
それって、誰の問題なんだろう?
私は基本的に、
その人が困っていることが、その人の問題。
だと思っています。
あとは、どこに行ったって他者との社会なので、なんとか調和しよう。
周りの人が困っているからといって、それがそのまま本人の「問題」になるわけではない。
たとえば、みんなと同じようにできない。
決められた時間に動けない。
人付き合いが苦手。
同じことを何度も確認する。
それによって本人が困っているのであれば、一緒に考えたい。
でも、本人は特に困っていないのに、周りが「普通はこうするものだから」「できるようになったほうがいいから」と課題にしてしまう。
そこには、私は少し慎重でありたいと思っています。
まあ私が大道芸人であり、胸を張って普通だとは言えないのよね。
もちろん、社会の中で生活していれば、周囲との関係はあります。
本人は困っていなくても、結果的に仕事を失ったり、人間関係が壊れたりして、あとから本人の困りごとになることもあります。
だから何もしなくていい、という話でもありません。
ただ、
「支援する側が困っていること」と「本人が困っていること」は、一度分けて考えたい。
と思っています。
私はたぶん、「この人の課題を見つけて、目標を設定して、そこに向かって訓練していく」という支援が、あまり得意ではありません。
結構それでいいと思ってしまう。
環境を変えたら問題じゃなくなるなら、それでもいい。
やり方を変えたら困らないなら、それでもいい。
できないことがあっても、本人がそれほど困らず生活できる方法があるなら、それも一つの答えだと思います。
ただ、それだけでは「トレーニングにならない」という考え方もあります。
そこは本当に難しい。
困らない環境を作ることと、困ったときに対応できる力をつけること。
どちらも必要なのだと思います。
だからこそ、
誰が困っているのか。
そこから考えるようにしています。
支援者が「問題」を作ってしまわないように。
本人の困りごとを、本人と一緒に考える。
ミラクル5は、そんな支援でありたいと思っています。




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