在宅支援という選択肢。それでも私たちが通所を大切にする理由。
- sasai2gou5
- 6月29日
- 読了時間: 3分
近年、就労継続支援B型でも「在宅支援」や「在宅就労」という言葉を耳にする機会が増えてきました。
体調や家庭の事情などから通所が難しい方にとって、在宅という選択肢が必要な場面もあると思います。実際に、その支援によって助かっている方もたくさんいらっしゃいます。
その一方で、ミラクル5では基本的に在宅支援は行っていません。
私自身、これまで何度も「在宅支援」について考えてきました。しかし、ミラクル5が大切にしている支援を考えると、在宅でどのような仕事内容を提供し、どのような関わりをすれば、私たちが理想とする支援になるのか、まだ答えを見つけることができていません。
私たちは、ミラクル5は仕事だけを提供する場所ではないと考えています。
朝起きて身支度をする。事業所まで来る。「おはようございます」と挨拶をする。誰かと話し、時には笑い、時には悩みを相談する。
そんな何気ない日常の積み重ねも、就労支援の大切な一部だと思っています。
人との関わりは、楽しいことばかりではありません。時には疲れることもありますし、思い通りにいかないこともあります。
それでも、その経験を重ねながら、人との距離感を学び、困ったときに「助けてください」と言える関係を築いていくことは、地域で安心して暮らしていくために、とても大切な力だと感じています。
もちろん、在宅支援という制度そのものを否定するつもりはありません。むしろ、家の中、部屋の中も社会、世界だと考えているので、そのような中でそれぞれの生き方を認め合えるような社会になればよいと考えています。
それぞれの事業所には、それぞれの理念や支援の形があります。
ミラクル5では、「仕事をすること」だけではなく、「生活を整えること」「安心して過ごせる居場所があること」「人とのつながりを育むこと」を大切にしています。
私たちは、「働けるようになること」がゴールではなく、「その人らしく地域で暮らしていけること」が本当の回復だと考えています。
その回復の形は、一人ひとり違います。だからこそ、利用者さんと同じ時間を過ごし、日々の小さな変化を一緒に喜びながら支援していきたいと思っています。
だからこそ、私たちは基本的に通所を中心とした支援を選んでいます。
これから制度や社会が変われば、私たちの考えも変わる日が来るかもしれません。
しかし、今の私たちにとって一番大切なのは、利用者さん一人ひとりと同じ時間を過ごし、その日の表情や体調の変化に気づき、寄り添いながら支援を行うことです。
これからもミラクル5は、「働くこと」の先にある、その人らしい暮らしを大切にできる事業所でありたいと思っています。



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